折りたたみ電動自転車がおすすめの理由!魅力や活用方法を徹底解説
目次

折りたたみ電動自転車は、コンパクトに畳めることが魅力の自転車です。
小さなタイヤと太いフレームの組み合わせが、見た目にも可愛らしい、人気の電動自転車です。
しかし、折りたたみ電動自転車は、その形状から一般的なシティタイプとは異なるメリットやデメリットを持っています。
可愛らしいからといって、見た目だけで選んでしまうと、使い勝手の違いに戸惑ってしまうことも。
そこで、この記事では折りたたみ電動自転車のメリットとデメリットを、徹底解説していきます。
最後まで記事を読むことで、自分が欲しいものが折りたたみ電動自転車なのか、それ以外の電動自転車なのかが、わかるようになります。
ぜひ、最後まで記事を読んで、折りたたみ電動自転車を選ぶ際の参考にしてください。
折りたたみ電動自転車の特徴と魅力

はじめに、折りたたみ電動自転車の特徴を解説します。
特徴を知っておくことで、どのような基準で折りたたみ電動自転車を選ぶべきか、自分なりの判断基準を持てるようになりますよ。
コンパクトサイズに折りたたむことができる
折りたたみ電動自転車の最大の特徴は、全長の半分ほどのサイズにまで畳めることです。
他の電動自転車では不可能なサイズにまでコンパクトになることで、折りたたみ電動自転車にはさまざまな魅力が生まれています。
たとえば、自転車を小さく折りたためることで、公共交通機関へ自転車を載せることができるため、輪行(りんこう)することが可能です。
輪行とは、自転車を公共交通機関に載せて移動することです。
輪行をする際は、自転車を分解したうえで専用の輪行バッグに入れる必要があります。
しかし、自転車を分解し、移動先で再度組み立てるのは大変ですよね。
折りたたみ電動自転車であれば、折りたたむだけで輪行バッグへ入れることができるため、分解や組み立ての手間が省けます。
そのため、目的地に着いたらすぐにサイクリングを楽しむことができますよ。
ミニベロ、e-bikeといった種類もある
折りたたみ電動自転車のもう一つの特徴は、コンパクトなタイヤです。
小さなタイヤは、通常のタイヤに比べると操作性に優れるため、小回りが利きます。
そのため、人が多い街中でもスムーズに走行することができ、軽やかな走行性のため信号などで止まる場面が多くても、快適に走ることができる点が魅力です。
ミニベロとは、フランス語で「小さい自転車」のこと。
折りたたみ電動自転車から、折りたたむ機能を排除したものです。
折りたたむ必要がないため、本体のフレームが分割されていません。
そのため、折りたたみタイプの自転車に比べて、フレームの剛性に優れている特徴があります。
その一方で、小さなタイヤにはデメリットもあります。
それは、長い距離を走るためには、体力が必要になる点です。
小さなタイヤは、ペダルをこぐことをやめると、すぐにスピードが落ちてしまいます。
そのため、ミニベロや折りたたみ自転車は、長い距離を走ることに向いていません。
しかし、そのデメリットを解消してくれるのが電動自転車やe-bikeです。
電気で、こぐ力をアシストしてくれるため、長い距離でも楽に走れます。
自分がどのように、自転車を乗りたいかによって、乗るべき車種が異なります。
場合によっては、折りたたみ以外の車種も視野に入れて、自転車を探してみてください。
折りたたみ電動自転車のメリット

それでは、次に折りたたみ自転車にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
主なメリットを4つ、ご紹介します。
収納の場所を取らない
折りたたみ自転車の最大の特徴は、収納場所に困らない点です。
コンパクトに折りたたむことで、折りたたみ電動自転車は、室内で保管ができます。
玄関などに置いておき、出発するときにサッと取り出して、乗ることができます。
通常の電動自転車を玄関に置いておくと、どうしても狭くなってしまいますが、折りたたみ電動自転車なら、その心配はありません。
車での出かけ先にも持っていける
折りたたみ電動自転車を収納するのは、家だけではありません。
車にも簡単に積み込めるため、出かけ先にも持っていけます。
たとえば、キャンプやアウトドアに出かける時に、折りたたみ電動自転車を持っていけば、目的地でのサイクリングも楽しめます。
車の種類によっては、カップルや夫婦2人分の折りたたみ電動自転車でも、十分に積み込めます。
通常の自転車や電動自転車を車に積む場合は、ルーフキャリアや背面キャリアが必要になります。
しかし、折りたたみ電動自転車は、特別な装備を買わなくても車に積み込めます。
室内で保管できるため安全
折りたたみ電動自転車のメリットとして、防犯性の高さも挙げられます。
なぜなら、室内に保管することで、通常の自転車窃盗のターゲットにはなりにくいからです。
実際に令和4年度の東京都では、21,611件の自転車の盗難が起こっています。
また、それ以外にも電動自転車をターゲットにした、バッテリーの盗難も相次いでいます。
電動自転車に使われているバッテリーは、1個が数万円することもある高価なもの。
バッテリーと自転車本体を、ワイヤーなどでロックすることも重要ですが、室内保管することで、盗難のリスクを大きく下げられます。
節約にもつながる
折りたたみ電動自転車を室内保管することで、月々の駐輪場代の節約にもつながります。
たとえば、自宅と会社を折りたたみ電動自転車で往復している場合は、電車代に加え2カ所分の駐輪場代が節約できます。
駐輪場代が自宅と会社の近くで、それぞれ1,000円だとすると、1年間で24,000円の節約につながります。
それに加え、電車代も不要になるため、さらに節約効果は大きくなります。
折りたたみ電動自転車のデメリット

さまざまなメリットのある折りたたみ電動自転車ですが、デメリットもあります。
デメリットは、大きく分けて2つあるため、購入する際は注意が必要です。
バッテリー容量が小さくなる
折りたたみ電動自転車のデメリットとして、積んでいるバッテリーの容量が小さいことが挙げられます。
一般的なシティタイプの電動自転車で、選ばれることが多いバッテリー容量は12~16Ahです。
それに対して、折りたたみ電動自転車に積まれているバッテリーは、10Ah以下のものが多くなっています。
バッテリーの容量は、充電の回数と走行距離に関係してきます。
つまり、バッテリーの容量が少なければ、頻繁に充電が必要になるとともに、長い距離を走ることは難しくなります。
そのため、長い距離を自転車で走りたい人は、折りたたみ以外の車種の購入も検討してみてください。
通常の折りたたみ自転車より重い
アシストユニットやバッテリーを積んでいる電動自転車は、通常の自転車に比べると、どうしても重くなってしまいます。
通常の折りたたみ自転車は、8kgや10kg前後の重さです。
しかし、折りたたみ電動自転車の場合は15k前後と、一気に1.5倍ほどの重量になってしまします。
持ち運べるとはいえ、15kg前後の重さのものを簡単に移動させることは困難です。
そのため、折りたたみ電動自転車の運搬方法は、あらかじめ考えておく必要があります。
折りたたみ電動自転車を活用する方法

折りたたみ電動自転車の長所を活かした使い方を紹介します。
輪行旅
電車やバスなどに自転車を載せて旅をする輪行旅では、折りたたみ電動自転車が活躍します。
都会ではサイクリングをするには気を遣う場面も多いですが、輪行であれば公共交通機関を利用して郊外まで移動した先で、サイクリングを思う存分楽しめます。
また、車では通れないような場所でカフェを見つける、といった素敵な出会いがあるかもしれません。
その際も折りたたみ自転車であれば駐輪場を探す手間がないため、気軽に立ち寄ることができますよ。
通勤や通学
持前の軽さとコンパクトで収納しやすいため、自転車の置き場に困っている方の交通手段におすすめです。
折りたたみ電動自転車を通勤や通学に使う一番のメリットは、駐輪場が必要ない点です。
コンパクトに折りたたむことができるため、勤務先や駅に駐輪する場所がなくても屋内においておけます。
盗難防止にもつながるため、一石二鳥といえるでしょう。
折りたたみ電動自転車を買う際のポイント

それでは、折りたたみ電動自転車のメリットとデメリットを踏まえて、買う際のポイントをご紹介していきます。
電動自転車本体の重量
電動自転車本体の重量は、最初に確認するようにしてください。
なぜなら、重すぎる折りたたみ電動自転車は、そもそも運べない可能性があるからです。
特に、普段は重いものを持つ習慣がない人は、注意が必要です。
あまりに重すぎる電動自転車は、持ち運ぶこと自体が面倒くさくなってしまい、使わなくなってしまう可能性があります。
そのため、折りたたみ電動自転車を購入する際は、何度か自転車本体を持ち上げて、自分が持てる重量なのか、確認するようにしてください。
適切なバッテリー容量
電動自転車の使用目的に応じたバッテリー容量も、重要なポイントです。
バッテリーは、電動自転車の中でも高価なパーツです。
そのため、バッテリーの容量を大きくすると、電動自転車を購入するための費用も、高額になってしまいます。
その一方で、容量が少なすぎると頻繁に充電する必要があるため、注意が必要です。
自分が1回にどの程度の距離を走るのか、折りたたみ電動自転車を購入する前に知っておく必要があります。
そうすることで、適切なバッテリー容量が選べます。
JIS規格BAAマークなど保証がされているか
BAAマークとは、約90項目もの厳しい検査をクリアした自転車に、一般社団法人自転車協会が貼り付けているマークのこと。
国も普及を推進しており、2022年3月の時点では、約4,000万台の自転車に貼られています。
BAAマークが貼られていることで、一定のブレーキ性能やフレームの強度の検査が行われたことを証明しています。
さらに自転車協会では、BAAマークが貼られている自転車を、市場から購入し、検査機関で追加の検査を行っています。
そのため、最初の検査だけを潜り抜けて、いい加減な商品が市場に流通することも防いでいます。
こうしたマークが貼られている自転車を選ぶことが。自分自身の身を守ることにつながります。
自転車館で買えるおすすめの折りたたみ電動自転車
Panasonic パナソニック 電動自転車 オフタイム 前18/後20インチ 2023年モデル BE-FW071
コンパクトだけど、長距離走行が可能なバッテリーを搭載した折りたたみの電動自転車です。
折りたたみ時はかなりコンパクトなサイズになるため、持ち運びに便利で、お家での保管でも場所を取りません。
外装7段変速のギヤを採用しており、快適な走りを実現してくれます。
TRANS MOBILLY トランスモバイリー 電動自転車 折り畳み NEXT206 20インチ 5.0Ah
持ち運ぶことを前提に作られた、最小・最軽量クラスの折りたたみ電動自転車です。
組み立てと折りたたみも簡単で、バッテリーはスマートフォンやタブレットへの充電も可能なため、万が一携帯電話の充電が切れてしまった時にも安心です。
TRANS MOBILLY トランスモバイリー 電動自転車 折り畳み NEXT163-S 16インチ 5.0Ah
先に紹介したものよりもさらにコンパクトな16インチの折りたたみ電動自転車です。
こちらは車体の重量が約11.9kgであるため、女性でも比較的楽に持ち運ぶことができます。
小さな車体でもパワーは申し分ないため、両行にもおすすめの1台です。
セットで購入したいおすすめアイテム

最後に、折りたたみ電動自転車の購入と、同じタイミングで買っておくことおすすめするアイテムをご紹介します。
購入しておくことで、自転車生活がグッと楽しくなりますよ。
ライト
自転車で走るには、一定の明るさが確保されたライトを装着しておく義務があります。
また、前方だけではなく、自転車の後方にもライトをつけておくことで、他者からの視認性が大きく向上します。
ライトにはUSB充電できるものや、ソーラー充電が可能なものなどがあります。
また、防水性能や自動点灯機能など、さまざまな機能を備えているものも。
ライトだけでもたくさんの種類があるため、自分の使用目的に合ったライトを選んでください。
鍵
鍵は自転車の盗難を防ぐ上では、重要なアイテムです。
しっかりとロックをしておくだけではなく、自転車を狙っている盗人に対して、盗むこと自体が「面倒くさそうだな…」と思わせることも大切です。
一般的なワイヤーロックや、金属製のブレードを連結させたブレードロックなど、さまざまな種類の鍵が販売されています。
金属を多用した鍵の方が盗まれにくくなりますが、重いものが多くなります。
自分の生活圏の治安も含めて、どのような鍵にするべきか、考えてみてください。
泥除け
折りたたみ電動自転車を使う頻度が高ければ、泥除けの購入も検討してください。
特に悪天候の日に乗る可能性がある場合は、購入しておくべきアイテムです。
雨が降った後に自転車に乗ると、泥除けがなければ、背中が泥と水で汚れてしまいます。
雨が降ってしばらくたっても、思わぬところに水たまりがあります。
水たまりを通った際に泥がはねて、洋服の背中を汚してしまわないためにも、できるだけ泥除けは着けておいてください。
輪行バッグ
輪行バッグは、ライトや鍵に比べると購入の優先度は下がりますが、買っておけば折りたたみ電動自転車の楽しみ方が、大きく広がるアイテムです。
輪行バッグがあることで、電車+自転車や船+自転車といった旅行が楽しめます。
たとえば、輪行バッグに折りたたみ電動自転車を入れて、八丈島などに船で移動すれば、簡単に島一周のサイクリングが楽しめます。
まとめ

折りたたみ電動自転車は、通常の折りたたみ自転車よりも、少ない力でサイクリングが楽しめます。
また、駐輪場が不要だったり、防犯面でも安心感があったりする点も魅力です。
折りたたみ電動自転車は、他の自転車とは違った面で、アクティブな活動が楽しめるため、街に出かけることや、旅行が好きな人はぜひ購入を考えてみてください。
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