電動自転車とバッテリーが盗難に遭いやすい状況とは?対策と盗難時の対処法を解説
目次

「電動自転車を買いたいけど、高いから盗まれないか心配…」
「バッテリーの盗難も増えているみたいだし、管理方法をどうしたらいいんだろう…」
電動自転車の購入を考えている方の中には、高価ゆえに盗難について気になる人も多いのではないでしょうか。
バッテリーの盗難件数は年々上昇傾向にあり、適切に対策しなければあなたも盗難被害に遭ってしまうかもしれません。
そこで今回は、盗難が多発する理由や被害に遭いやすい状況を紹介し、具体的な対策・対応方法をお伝えします。
電動自動車の盗難が多発する理由とは

電動自転車が盗難に遭いやすい理由として、バッテリーの転売目的が挙げられます。
一般的な電動自転車の場合、3~4年ほどのペースでバッテリーの定期的な交換が必要なため、5万円前後の費用がかかることもあるでしょう。
そのため、相場よりも安く買えるフリマアプリでの需要は高いといえます。
実際、大手フリマアプリで「電動自転車用バッテリー」と検索してみたところ、中には3万円以上で取引されている商品もありました。
バッテリーの盗難被害は後を絶たず、警視庁が公開した下記のデータによると、令和3年のバッテリー盗難件数は314件。前年の148件と比較して2倍以上に増加しています。

引用:警視庁ホームページ|電動アシスト自転車のバッテリー盗難に注意
使っている電動自転車のバッテリーも盗難の被害に遭いかねないため、盗難が起きやすい状況などを事前に把握し、対策を講じることが大切です。
電動自転車とバッテリーの盗難が起きやすい状況

盗難が起きやすい場所ですが、警視庁が公開したデータによると最も被害が多いのは中高層住宅(4階建て以上)の293件でした。次いで、一戸建て住宅、駐輪場と続いています。

引用:警視庁ホームページ|電動アシスト自転車のバッテリー盗難に注意
・施錠なし:569件
・施錠あり:389件
また、電動自転車の盗難はほとんどの場合、施錠がされていない状況下で発生しています。先ほどのデータで施錠あり・なしの件数を集計した結果は以下の通りでした。
一方で、中高層住宅では「施錠あり」の被害件数が多いことに疑問を抱いた方もいるのではないでしょうか。
あくまで予想の範疇ではありますが、中高層住宅は駐輪場が離れている(場合によっては人通りが少ない)こともあり、盗むまでに多少時間の余裕があるのかもしれません。
いずれにせよ、上記のデータより中高層住宅においては電動自転車のタイヤを施錠するだけでは盗難対策として不十分であることがわかるでしょう。
そこで次の見出しでは、電動自転車の盗難に有効な対策をご紹介します。
電動自転車の盗難に有効な対策

ここでは、電動自転車本体の盗難対策とバッテリーの盗難対策に分けて、解説します。
自転車本体の盗難対策
自転車本体の盗難対策は主に以下の4つです。
・鍵を必ず閉め、二重鍵にする
・人通りが少ない駐輪場は使用をできるだけ避ける
・自転車にカバーをつける
・防犯グッズを活用する
それぞれについて、見ていきましょう。
鍵を必ず閉め、二重鍵にする
電動自転車の盗難を防ぐためには必ず鍵を閉め、可能であれば二重鍵にするとよいでしょう。
電動自転車の施錠を忘れた場合、盗難に遭うリスクは約1.5倍増加します。(警視庁 被害場所別被害状況 参照)
特に中高層住宅では、タイヤのみを施錠していても自転車ごと盗まれてしまうケースも少なくありませんが特徴的です。
また、自転車の盗難に遭われた方にお話を聞くと、「タイヤ部分の施錠をしていたが自転車ごと持っていかれた」と悔しい気持ちを滲ませていました。
同様の被害に遭わないためにも、二重鍵を活用して構造物(駐車場の柵や道路標識)に固定ロックする「地球ロック」(警視庁推奨の方法)で盗難のリスクを下げましょう。
人通りが少ない駐輪場は使用をできるだけ避ける
人通りが少ない駐輪場や道路上、一戸建て住宅、中高層住宅は自転車本体やバッテリーの盗難が発生しやすい場所です。
自転車ごと持ち去るもしくはバッテリーのみを狙うにしても、窃盗犯にとっては人が少ないない方が盗みやすくなります。
とはいえ、人通りの少ない場所にやむを得ず駐輪しなければならないこともあるでしょう。その場合は、前述した「地球ロック」などを併用すると狙われにくくなります。
自転車にカバーをつける
窃盗犯はカバーがついている自転車を避ける傾向にあります。その理由として、カバーがついていると盗むまでに時間がかかり、誰かに見つかる恐れが高まるから
ワイヤーロックが可能な製品もあるため、雨や紫外線対策と併せて使用を検討してみてはいかがでしょうか。
防犯グッズを活用する
非正規の方法で鍵を開けられる被害に備えるなら、防犯グッズの使用がおすすめです。
特にアラームロックはピッキングなどで鍵を開けられた場合、大音量のアラームが鳴るため、窃盗犯を撃退するのに役立ちます。
バッテリーの盗難対策
盗難対策としてバッテリーを本体から取り外し、自宅で保管するのは有効な手段です。
高値で売れるバッテリーが付いていなければ、窃盗犯に自転車を盗られるリスクは低くなるでしょう。
盗難リスクを下げつつ快適に使用するためにも、バッテリーは自宅内で保管するのをおすすめします。
忘れずに防犯登録も済ませておこう

防犯登録時にもらえる防犯登録シールは必ず車体に貼りましょう。防犯登録のデータは警視庁に提供されており、全国の警察官に共有されます。
警察官に話を聞いたところ、不審な動きをするドライバーには職務質問をし、防犯登録データをもとに所有者を確認しているそうです。
結果として検挙につながり自転車が戻ってくる可能性があるため、防犯登録シールを必ず車体に貼っておきましょう。
また、自転車の捜索をスムーズに開始してもらうためにも、防犯登録の控えは大切に保管しておくのがおすすめです。
防犯登録のデータは全国の警察に情報共有されており、職務質問や放置自転車などで見つかる可能性が高くなります。
そのため、防犯登録の控えは無くさずに保管し、すぐに警察へ伝えられるようにしておきましょう。
自転車をお買い上げの方全員にお付けしております。 有効期限は10年間です。
もし電動自転車とバッテリー盗難に遭ったら

もし盗難に遭ったら以下の3点を確認していきましょう。
・盗難届(被害届)を出す
・控えていた防犯登録番号を警察署へ伝える
・メーカーの保証を確認する
それぞれ詳しく解説していきます。
盗難届を出す
自転車の盗難被害に遭ったら、まずは近くの警察署へ盗難届(被害届)を出しましょう。
盗難届が受理された時点で、捜索が開始されます。
また、話を聞いた警察官によれば、盗難届が出されていなくても職務質問から検挙に繋がり、盗難自転車が発見されるケースも多いとのことでした。
いずれにせよ、盗難届を出した方が安心して待っていられるため、近くの警察署へ提出しましょう。
控えていた防犯登録番号を警察署へ伝える
盗難被害に遭った際には盗難届と合わせて、控えていた防犯登録番号を警察署へ伝えましょう。
防犯登録番号を失念したまま手続きに進むと、登録情報を探すまでに時間がかかってしまいます。スムーズに捜索を始めてもらうためにも、防犯登録番号は忘れずに控えておくことが大切です。
メーカーの補償を確認する
各自転車メーカーの盗難補償について確認しておくと、盗難に遭った際に同タイプの新車を安く買うことができます。
加入料金や補償期間、補償内容などはメーカーによって異なりますが、どの補償も盗難被害者に寄り添った内容がほとんどです。
ただし、防犯登録の有無や施錠なしでの盗難など、条件によっては補償が受けられない場合もあります。
もしもの時にメーカーの補償を受けられるよう、事前に補償内容や条件を確認しておきましょう。
まとめ
今回の記事では電動自転車の盗難について、多発する理由や起きやすい状況、盗難に遭った際の対策についてお伝えしていきました。
電動自転車の盗難に遭わないためには、盗難が起きやすい状況を避けつつ適切な対策が必要です。
地球ロックなどの具体的な対策をしつつ、防犯登録は必ず行っておきましょう。
自転車館では防犯グッズの他に、メーカーの補償対象となる商品も取り扱っております。
盗難被害を予防しつつ、安心して自転車を利用できるため、気になる方は商品ページもご確認ください。
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